空色野原

空の下 野原にねころんで つぶやく
No  62

奈良・ぶらり散歩

雪でも降りそうな寒空の下
京都・奈良にチョウ詳しい <I>さんに連れられて
奈良散歩をしました。
<I>さんはおいしいもの、きれいなものに目がない
わたしの大好きなセンスをお持ちのおねえさま。
こちらそんな<I>さんの見応えアルblog

まずはカフェブームが来る以前の25年前から
今の“カフェ”のような店をやっていた
くるみの木』。
チョウ人気店なので朝1番に並んで名前を書きます。
お気づきでしょうか?壁にはつたがはっているので
緑の季節はまたおして知るべし。

くるみの木

建物側面。分校のような窓と煙突がいい感じ。
元々はゴルフ練習場のレストハウス。
出会った当時は関西電力の作業小屋だったそうですが、
どうやらこの建物の雰囲気を気に入って?
オーナーの石村由起子さんがここを借りたようなことが。こちらに。
小学校の頃に夢見た“お茶とお料理を出す小さな店”の
イメージにピッタリだったとか。
わかるような・・。

くるみの木白壁

雑貨のお店はあとから作ったのでしょうか。
実はこの辺りはいたってフツーの街で、バス通りに面し
ここは踏切のそばで電車も通るのですが
ほんの一角なのに世界を作っています。
もみの木を背負ったここだけ異空間。この木は昔からあったのでしょうか。
だからここを気に入ったのかしらん?と思ったり

胡桃

くるみの木探訪はこちらがおもしろいです。『ふむふむの森

10:30に名前を書いたら11:30の開店までフリー。
ヒルメシ前のひとまわり。お散歩。

不退寺。在原業平(ありわらのなりひら)建立。

不退寺

自ら聖観音像を作って本尊となしたという、その御本尊が
なんともふくよかなはなやかなよい御像でした。けっこう好み。
撮影は禁止のようで。こちらで紹介されています。
ここは今は侘助などの椿、やがてれんぎょう、などけっこう花の寺のようです。

さてさて頃合よくランチです。
飾り気のない食堂風が心地よい。
春になれば外の緑が気持ちいいでしょう。

くるみの木中

ランチプレート。

ランチ

ワッと声が出るほど大きなお皿で出て来たので
これで十分だと思っていたら
そのあとにゅうめんひと椀とボリューム満点の串揚げがやって来ました。
ビックリ男性でも満足では。
量だけではありません。ひとつひとつ丁寧に作られているのが伝わるごはんで
かぶのゼリーのような食感と甘味、
大和まな(青菜)の白和えのもっちり感、など
どうやったらこんな風に作れるのか、と、楽しめます。

最後に出て来たりんごジュースもすりおろしりんご風で美味しかった。

りんごジュース

お土産にここオリジナルのクッキーを買いました。
クッキーというのはそれなりだろうと
そんなには期待していなかったのですが裏切られました。
食べたことない味
むしろこのクッキーが一番印象に残るくらい。

クッキー

さて、満足感に浸りながらバスで県庁へ。
ココ、すごい。
誰でも上がれる屋上は・・

県庁

360度、奈良絶景写真ではお伝えできない開放感。

五重塔

こういう奈良はナカナカ味わえないですね。
東大寺、三輪山、耳成山、生駒山、などなど(つまり奈良盆地全体)を一望。

カンゲキをまといながら地べたに降りて二月堂に向かいます。

二月堂へ

初めての二月堂は堂々たるものでした。

二月堂

春日大社まで歩き(神木立派

春日大社

最後は酒蔵の春鹿さんへ。
利き酒でいただいたお酒はどれも感動のあるものでした。
超辛口や、にごりなんかはお酒好きな方はこたえられないのでは。
わたしはお土産に而妙酒『白滴』というお酒を。
ラベルにある通り。
而妙酒(じみょうしゅ)とは天真而妙(てんしんにしてみょうなり)
 ありのままでいつわりや飾りけがなく純粋で
 不思議なまでにすぐれたさまをいう<宝鏡三昧より>


白滴

春鹿は株式会社今西清兵衛商店といって
明治の頃から今西さんが社長をつとめておられます。
興福寺大乗院家の坊官をされていた福智院氏の居宅を
大正十三年に今西家が譲り受けたという書院重要文化財で、
一般公開もされていて、甘味の一服なぞも出来るよう。



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No  61

インディアンと地図とりんご

最近のフェイバリット(お気に入り)Books

虹の戦士

インディアン精神のルーツとなる物語
シンプルできれいな芯を持ったおはなし」とは吉本ばななの序文。

わたしがこの本をじぶん家(ち)に連れて帰りたいと思ったのは
そのガツンとシンプルな絵でした。

虹戦士絵

本の装丁も文字の色もそんな精神が現れている。
家に連れて帰りたい、という本は少ない。
単なる情報ならやがて捨てられる運命にあるから。

そうでない、
家に(ココロに)『置く』本と出会うことが
ささやかながらけっこう大きなヨロコビ。


また、“実用的”でなおかつ
イメージを無限大にふくらませてくれる本もダイスキ。

パノラマ地図帳

これほどCGに感謝した本はない。
現実ではあり得ないひろがりで、日本列島を俯瞰できる。
いくら見てても飽きません。

パノラマ見開き

最後はもうとっくにご存知の方も多いと思いますが
青森の無農薬りんごの木村さん。
何冊か本は出ててこの新書版は入門編、といった趣き。
シカシ十分引き込まれます。

木村秋則

やっぱり一番こころに来たのは食い詰めて自殺しようと登った山でのこと。
そこまで来た時のある奇跡的な転回というのはきっと
アル、だろうな、とぐっと来る。

山や樹はいつも山や樹であっただけなのでしょうが
木村さんのこころの目がある瞬間にぱっとひらかれて
木村さんの世界は180度の転回を見せるのです。ここ、スゴク響きます。

害虫とされる虫さえも、どこかいとしげにほんっとにとことん観察する
このひとのまっすぐさというのは
カミサマに愛されるのもうなずけます。良書。

アア。本。万歳



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No  59

新春房総紀行<3>

房総の旅、つづき。

1月1日は安房一の宮の安房神社に初詣しました。ちょうど消防の人たちも。

出初め式

安房神社は忌部氏の祖の天太玉命(あめのふとだまのみこと)を祀る本殿と
(天照大御神を岩戸から出す策が良いかどうかを占った祭祀の神

その御孫で、房総開拓神の天富命(あめのとみのみこと)を祀る社
とがありますが
わたしはそのあまり人が行かない方の
天富命のお社のあたりが好きです。

天富命

元旦はあとは近所の散策。
ふれあいショップ平砂浦の近くにこんな風景も。
房総の新春は水仙が奇麗です。

仏と水仙

さて、のんびり2泊3日も最終日。

帰り道沿いにある下立松原(しもだてまつばら)神社
ここも式内社といわれるだけあって古く、趣きあります。
あまりメジャーではないので人はせいぜいご近所の方?ぐらいのまばら。
でも『義経記』には、源頼朝が平家との石橋山の合戦に敗れた際
安房へ逃げのびて、まず洲崎神社へ参拝し
その夜ここで過ごした、とあるらしい。


こんな見どころも。

寺崎画建物

寺崎武男画伯が下立松原神社創建2500年を記念して描いた神話絵画が
この社殿内にぐるりと並べられています。
天太玉命の孫で四国(阿波)開拓にあたった天富命が、
天太玉命の部下の天日鷲命(あめのひわしのみこと)の孫の
由布津主命(ゆうつぬしのみこと)を連れ
房総へと上陸し、開拓にあたったそう。
(だから安房=阿波なんですね)
阿波忌部氏の系図によると、天日鷲命は天太玉命の義理の兄弟で
天富命と由布津主命の娘は夫婦、らしいです。

この絵は天日鷲命。阿波忌部の祖。
(天の岩戸開きの時は木綿<ゆう>という麻のせんいで神に捧げる御幣を作ったらしい。以降も“麻”にかかわる神)
鷹ではなくて鷲だけれど、一富士二鷹のようで正月早々なんとなく縁起がいい。

天日鷲命と富士

天日鷲命のアップ。カッコイイ。

天日鷲命

本殿の方にも印象的な絵馬が。
天照大御神だろうか?だとしたら両脇は?月読命とスサノオノミコト?

天照大御神

絵馬ってけっこうよく見るといい絵が多い~です。
ぜひ神社へ行ったらご覧ください。

あとはまたちょこっと円光大師(法然上人)安房25霊場に寄りながら
内房、鋸南町の見返り美人で有名な菱川師宣記念館にも寄りながら
海の幸を食べて帰りました。

尼崎に帰る新幹線からは
房総から相模灘をはさんで向こうに神々しくあった富士山を
真近に仰いで帰ることとなりました。目出度し目出度し。

富士



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No  58

新春房総紀行<2>安房自然村

泊まったところは安房自然村
こちらは村内の名主の館。緑に囲まれたよいところ。

名主の館

写真をうまく載っけられなくてザンネンですが
泊まったホテル正翠荘の部屋からは富士山も

村内には裏山に祀られている薬師さん由来の温泉が。

薬師温泉

温泉入り口がワクワク感アリ。

温泉入口

洞窟を通って向かうアプローチがいい。(写真より明るくてキレイ)

温泉通路

脱衣場や洗い場などは湯治場風で、庶民的ですが
琥珀色の温泉は薬効があるようです。
実際今まで入った温泉の中で一番そう感じました。

温泉はおおむねわたしには強過ぎて
加減して入らないとかえって疲れることもあるのですが

ここは“あたり”がやわらかくてゆったり浸かれます。
しかも帰ってしばらく経ちますが(このせいなのか?)
今だに内側の爽快感があります。かつてない現象。

時々行って湯治したいもんです。

自然村朝食

おおみそかはやはり宿の夕食に一椀おそばがつきまして
元旦の朝はかんたんなおせちとお雑煮がつきました。

でも一番ここらしくおいしかったのは2日の朝の(普段の?)ごはんかな?
干物とひじき、磯の香りの味噌汁はやはり海辺の宿。

ここのよさは、いそがしくしない、というところかな。
温泉に浸かって村でぼっとしたりすぐそばの海に出たり。
そんな休日が過ごせるということ。

村内の地蔵堂。
地蔵堂

地蔵堂には仕掛けがあるのにビックリ
本尊はどうも奥に控えているようですが
その前立(まえだち)さん(本尊に代わって来る人を迎える身代わり本尊?)
新しそうな白いお地蔵さんの真下には・・

地蔵堂地下

これはぜひ地蔵堂への石段を昇らずに
石段の左奥のこちらの入口からお昇りください。
地蔵堂内部に出たときのカンドウがちょっとアリマス。

地蔵堂入口

地蔵堂のさらに奥に立命堂というお堂が。観音堂。
ここから海が見えます。

立命堂

地蔵堂横にさらに登り口があるのは
薬師温泉の由来になったお薬師さんを祀る能忍寺への山道でしょうか。

自然村の入口のところ、道路をはさんでわかりにくいですが
布良(めら)の集落の鎮守、布良崎神社が。

布良崎神社

海に出て海沿いを左の方へゆくと駒ヶ崎神社(小さな社)。

駒ヶ崎神社

そのままさらにゆけばドラマ『ビーチボーイズ』を撮影した布良海岸も。穴場。

布良海岸

海・山・温泉三昧いのちの洗濯。

安房自然村ホームページ



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No  56

新春房総紀行<1>

年越しを房総で迎えました。
大みそかに車で向かいます。

安房円光大師(法然上人)二十五霊場もちょこちょこ寄りながら
館山の那古観音へ。ここは坂東三十三観音札所結願寺。観音堂からの眺望。

那古寺眺望

お昼を食べたりしながら今回のポイントのひとつ
海南刀切(かいなんなたぎり)神社へ。

鉈切神社

拝殿の中には、地元の日本画家岩崎巴人画伯の絵が。

鉈切絵

ここ独特の神話、鉈を刀の代わりに使う神、鉈切神(なたぎりがみ)の絵。
鉈切神がこの地に上陸した際
鉈で切り開いて道を通したものと伝えられている。

で、これがその鉈切神に割られたという伝説の岩。
拝殿裏の、たぶんご神体ですね。

鉈切岩

この神社は彫り物もいいですよ。
“波の伊八”で有名な伊八の2代目が彫った“天の岩戸”。

鉈切天照大御神

海南刀切神社は道を隔てたところにある船越鉈切神社と
昔はひとつの神社であったといいます。

船越鉈切神社の鉈切洞窟という海蝕洞窟には
縄文時代の遺物が出たそう。
古墳時代だったか丸木舟も出て墓としても利用されたらしい。
漁師さんの信仰する海神を祀るようになり
今は船越鉈切神社の本殿を置いています。
(祠と拝殿だけで遺物はここにはありません)

最後に寄ったのが洲崎(すのさき)神社
ここは以前房総に来た時に、現在一の宮の安房神社に行こうと
素通りしてしまったところでしたが
ジツハここが江戸時代までの安房の一の宮とか。
なかなかどうして、よいところ。 真ん前が海。

洲崎神社

で、
二の鳥居の向こうの参道を洲崎の海岸へ向かうと・・

洲崎富士1

なんと一の鳥居を額縁に
思わぬ対面に思わず叫ぶ

洲崎富士2

洲崎海岸には大事な鯨石も。洲崎神社の神事などここでするらしい。

鯨石

千葉県民であったがゆえ、房総は何度も訪れたところでしたが
まだまだ発見がありますね~。おみそれしました。


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