空色野原

空の下 野原にねころんで つぶやく
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No  292

兵庫西宮~鷲林寺・トラピスト修道院

9月17日。
16日が母の命日なので母が好きだった観音様を探して
隣町、西宮の鷲林寺へ向かった。

鷲林寺(じゅうりんじ)
当山は天長10年(833)淳和天皇(じゅんなてんのう)の勅願にて弘法大師(空海)により開かれた。空海は観音霊場を建立する地を求めて広田神社で夜を通して拝んでいると仙人が現れて「ここを去って西山に入るべし。汝の所期をみたすであろう」と告げた。空海は早朝、西の方角にある山に向かった。すると途中で大鷲が現れ口から火を吹き空海の入山を妨げた。その大鷲は“ソランジン”という悪い神で、このあたりの山に住む支配者だった。空海はかたわらの木を切り、湧き出る清水をそそぎ、加持をして大鷲を桜の霊木に封じ込めた。再び仙人が現れて「観音示現の地、なんじの求める霊域はこの処なり。なんじ、しばらく礼拝せよ」と告げた。空海が自分の体を地に投じて礼拝をすると、不思議にも観音さまが現れた。そのお姿を写して大鷲を封じ込めた桜の霊木にて十一面観世音菩薩を刻み寺号を鷲林寺と名付けられた。

鷲林寺

先の十一面観世音菩薩を本尊として、脇立に薬師如来・鷲不動明王・毘沙門天を祀る。永い間貴族寺院として大変栄え一時は塔頭76坊の大寺院に成長した。しかし、戦国時代に入り寺領はとられてしまい、天正6年(1578)11月に荒木村重の乱が起こり、それを期に翌7年織田信長軍のために諸堂塔はすべて焼き滅ぼされてしまった信長軍の兵火から逃れるために有馬温泉まで逃げ延びた鷲林寺の僧侶が温泉宿を経営したという伝説も残されている。本尊をはじめとする仏像は瓶(かめ)に入れ地中に埋めて隠されていたため兵火から逃れることができた。後に掘り出されて小堂を建立し観音堂としたが、幾多の山津波や火災にあい住職がいない時代が長く続いた昭和の時代に入ってようやく復興され始め現在に至る。

鷲の手水舎。

鷲手水舎

樹木越しの本堂(観音堂)。

鷲林寺本堂

立派な多宝塔(納骨堂)。

鷲林寺塔

また、時期は不詳だが、武田信玄公が僧侶になるため得度をし、その頭髪を埋めたという伝説がある七重の石塔があり、現在西宮市の文化財に指定されている。

本堂と多宝塔。

鷲林寺本堂と塔

ソラン神を祀る荒神堂
谷響集(こっこうしゅう)第九に「悪人を治罰することがあるが故に麁乱荒神と称し、また三宝を衛護するが故に三宝荒神と号す」とあり、麁乱荒神と三宝荒神は同体であると説く。荒神は日本で古くから信仰されている神であるが、インド伝来の神でもなく中国からもたらされた神でもなく、日本で成立した神であると言われる。神道では荒ぶる神であり素戔鳴尊(すさのおのみこと)と関係があると説き、陰陽家では大年神(おおとしがみ)・奥津日子命(おくつひこのみこと)・奥津比売命(おくつひめのみこと)の三神とする。ここにいう素戔鳴尊は、古事記や日本書紀に見られるように天界で暴れる荒ぶる神とされ、大年神・奥津日子命・奥津比売命は素戔鳴尊の子孫にあたり、これらの神が竈(かまど)の神としてまつられることから、いつの時代からかこれらと結びつけて荒神を竈神としてまつるようになったのかもしれない。

神呪寺を開基した如意尼公淳和天皇の妃であり弘法大師の弟子のひとり)もソランジンに邪魔をされ、弘法大師に相談して東の谷の大きな岩に祀ってことなきを得た。清荒神鷲林寺の麁乱荒神を移した荒神様であるという説がある。(鷲林寺HPより要約抜粋)

鷲林寺ソラン荒神堂

八大龍王社

鷲林寺八大龍王社

多宝塔の後ろの坂の上。若宮神社。(広田神社の若宮神社らしい)

鷲林寺若宮神社

鷲林寺へ行く途中にあるトラピスト修道院

トラピスト修道院入口

修道院入口。

トラピスト修道院

手作りのクッキーが有名。
黒いのは黒糖クッキー。

トラピストクッキー

鷲林寺というお酒もある。最寄のいかりスーパーに置いている。

清酒鷲林寺

いかりスーパーマーケット行光博志(ゆきみつ はくし)社長は鷲林寺の檀家で、数年前、灘の櫻正宗で造る吟醸生酒を販売することとなり、社長の案でその酒の名前を「鷲林寺」と命名。菩提寺である「鷲林寺」を多くの世の人に知っていただくためとのこと。ちなみに、題字の「鷲林寺」は鷲林寺の住職が書いている



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