空色野原

空の下 野原にねころんで つぶやく
No  85

至福の色彩~芹沢介

おととい小型熱中症みたいな夏風邪でダウンしてたら
ダンナハンがなにより元気の出る特効薬を。

現在発売中の『別冊太陽/染色の挑戦 芹沢介』

表紙

以前法然上人の本、『極楽から来た』でもご紹介しました芹沢介。
昔からチラチラ見て好きでしたが
ジツハこれほどちゃんとコレクションを見たことはなかったです。

いや、いい。やっぱいい。

赤着物

小さな写真ではお伝え切れませんが
非の打ち所なくいい。

モダン着物

好きな作家でも、たくさんの作品群の中では
そう好きでもないものもあるものですが
ほんとに珍しくそれがないのです。

色々

おそらくわたしの中では究極のベストの作家さんといえるカモ。
そう思う人は多いんですね。
人間国宝さんだったんですか、知らなかった。
本が好きなわたしの特に琴線に触れる<装幀>の分野も。さすが。

装丁

これまたわたしの好きな分野<建築>でもその世界を発揮されててビックリ。
(岡山県倉敷市の大原美術館工芸・東洋館)

建築

この世にあって、ひとが作った、これ以上ないような至福の創造物に
ひとが出会えるこんな幸福に感謝。

極楽

この知恩院に納められた御影堂内陣を飾る荘厳布は
この写真ではおそらく伝わらないとは思いますが
人生の終わりにこの絵が目の前にあれば
たぶんわたしは幸福にあの世にゆけるんではないかしらんとまで思っています。

ひとが現したものにそんな力があるということが
あらためて大きくすくわれる想い。

げいじゅつっていわれるものは
そうでなければ
なんの意味があるでしょか。


自分、自分、自己表現、という芸術が巷はおそらくほとんどかもしれませんが
それはどうしてもごく限られた世界。


柳宗悦さんを師と仰いだという芹沢介さん。
私を俺を見て、という表現ではない、名もなき職人の仕事の中に
ほんとの美を見い出した柳さんの思想に共鳴したから
こうも生命力に満ちた全肯定の表現のしもべになれたのでしょうか。

そういう創造物は
幸福な感謝の気持ちを生みます。

どんな説法よりも。


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